MRI検査

MRI（Magnetic Resonance Imaging、磁気共鳴画像診断装置）検査は、強力な磁場内に人体をおき、
それに電波を加え水素原子核を共鳴させて画像を作ります。

CT検査と異なりX線は使用せず、磁場と電波を体に当てることにより、
いろいろな角度からの体の断面や血管の画像を得ることができます。

当院では2台のMRI装置で外来、救急、入院、脳ドックの検査を行っております。

シーメンス社製1.5T MRI装置		シーメンス社製3.0T MRI装置
MAGNETOM Altea		MAGNETOM Skyra

検査を受けることができない方。

1. 心臓ペースメーカーの装着者
2. 金属製の人工心臓弁を使用してある方
3. 人口内耳をご使用されている方

MRI装置はとても大きな磁場を使用しております。そのために磁性体を持ち込むことのないように、
検査を行う前に必ず磁性体を身につけていないか確認をお願いいたします。
引きつけられた磁性体は磁石架台に跳び込み、重大な事故を引き起こしたり、
人を傷つけたりすることさえありますので、ご注意ください。

 

磁性体の体内装着者は入室厳禁
ペースメーカー、人工関節、手術のクリップなど、磁性体の体内装着者は磁性体がガントリへ吸収され、
体内を傷つけたり動作不良になる恐れがありますので、入室を厳禁とします。

金属について
金属（磁石に付くもの）を身に着けていると、画像が乱れて検査に支障をきたすだけでなく、
MRI装置に金属が磁力で引っ張られて飛んでしまい大変危険です。
また、下着で金属のワイヤーが入っているブラジャーやボディスーツ等は着用していただくことは出来ません。

化粧品について
化粧品には、磁性体が含まれているもの（マスカラ・アイライン・アイブロウ・アイシャドウ　等）があり、
検査画像に影響があるだけでなく目の粘膜等を傷つけたりすることがあるので、
しないようにして来院してください。

頭部、特に眼の周辺の検査の場合には、化粧を落としていただくことがあります。

コンタクトレンズについて
基本的にコンタクトレンズは検査前に外していただきます。
特に瞳の色を変える目的で使用されるカラーコンタクトレンズは、
材質に金属が使われている場合がありますので、付けないで来院するようにしてください。
 

造影剤（ガドリニウムDTPA）を用いて撮像します。CT同様、腫瘍等が組織とは違った信号を出すので、
どのような病気か判断することができます。造影剤を静脈に注入して検査をしますが、ほとんど尿となって排泄されます。